当社は、昭和16年に毛織物修整業として創業した。昭和31年3月に会社設立。（旧社名：横山修整株式会社）
昭和５０年代後半からワッシャー加工に取り組み、現在は、ワッシャー加工を中心とした事業を行っている。
平成２５年に社名を変更し横山ワッシャー株式会社となった。

ワッシャー加工とは、整理・加工工程の中の一つで、生地や製品を洗浄機（ワッシャー）に入れ、水（温水）や薬品などで洗って、乾燥することで自然なしわ感や肌触りの良さなどの風合い出す加工のことである。
近年、中国をはじめとしたアジアからの輸入の増加や繊維産業の成熟化による需要の減退で、事業所数、従業員数，製品出荷額は軒並み大幅な減少傾向にある。
当社もこのような厳しい事業環境の中、昭和６０年（１９８５年）から、毛織物修整業からワッシャー加工へ事業転換を図ってきた。

弊社の顧客は、染色・整理加工業大手である㈱ソトー、日本化繊㈱、織物製造業（毛織物業）、アパレル企業などである。
染色・整理加工業とは、織機で織り上がったばかりの織物（原反）は、紡績油や汚れが付着しており、そのままでは衣料素材に用いることはできない。染色・整理加工とは、こうした汚れを落として、染色したり、織物の表面を整えたり、起毛させたりして表面感を出す技術である。ゴワゴワした手触りの原反を、顧客の求めるイメージ通りの衣料素材へと仕上げる技術である。