1. HOME
  2. ブログ
  3. ブログ
  4. ワッシャー加工職人の声①

BLOG

ブログ

ブログ

ワッシャー加工職人の声①

当社ホームページのMANUFACTURINGのメニューにおいて、ワッシャー加工について紹介しましたが、ワッシャー加工のベテラン職人の生の声はこうです。

「ドラム内にお湯を入れて前回転・後回転させて反物を洗ったり、ミルドしたり天日干し風の表面感を出します。ドラム内はテンションレスの為に糸のヨリは解ネンされソフトになり、かさ高になり、良い風合いを作り出します。そして、重要なことは、洗時間と湯の温度。それに遠心脱水機による脱水とタンブラー乾燥が必要です。最後の仕上げは、タンブラー乾燥された反物等は、ダンブラー内でねじれが発生し、乾燥される為に巾が一定にならないので、巾セットが必要です。」

そして、【高い技術と知識と経験】の欄でも彼の言葉を紹介しました。
「ワッシャー加工で特に大切な事は、洗い時間。それを間違えると、とんでもない、思ってもいない出来上がりになってしまう。しかもワッシャー機一台一台に癖がある。それを使いこなすには、職人の長年の経験とカン、技術やノウハウがいる。なかなか簡単に同じ仕上がりにするのは難しい」と。

そして、当社は、【ワッシャー加工の継承】の欄において、「ワッシャー加工は特殊な加工方法であること、そしてそれを取り囲む条件や環境から、この加工方法を受け継ぐ加工業者はほとんどありません。しかし、絶やしてはいけない、次世代に引き継いでいくべき特殊な繊維加工技術なのです。当社は、近年、ベテラン技術者のワッシャー加工作業工程をデータ化し、システム化に勤めています。経験によって蓄積された知識、技術、ノウハウをまずソフト面から引き継いでいくことが責務と考えています。また、同時にハード面としてワッシャー加工の担当者、後継者の募集も行っております。」
と、このようにこの特殊加工方法の継承を訴えています。

<次の記事に続く>